生活を維持する意欲の低下

肉体的な疲労や経済的な問題など様々な要因により精神が疲れてしまい、生活環境を維持する気力を失った状態です。

生きる上で必要最低限の行動のみとなってしまい、片づけたいと思っていても行動に移すことが難くなります。

ものを買いすぎてしまう・買うこと自体によろこびを感じてしまう

買うこと自体によろこびを感じる状態から、ストレス発散を目的とし必要以上にものを買いすぎてしまう状態です。

買うことでストレスを発散しているため、逆にものを処分する行動には抑制がかかる場合が多く、結果的に家がものであふれてしまいます。

ものが捨てられない

物への執着から、「必要か不要か」の判断ができない状態です。

一般的に見てゴミと判断される物であってももったいないと感じ処分ができません。これによりどんどんものが増え続けてしまい、結果ゴミ屋敷化してしまいます。

戦後など物が不足した時代を経験した方の中には捨てること自体に抵抗を持つ方が多く、ゴミ屋敷化につながりやすいと言われています。

不用品処分など片づけをする時間がない

仕事や家事・育児によって家の片付けに時間を取ることができず、ゴミが増えていく状態です。

ゴミが増えるほど片付けには時間がかかるため、悪循環に陥り、ゴミ屋敷化してしまいます。

精神的・心理的な要因

家がゴミ屋敷化してしまう要因には、心の病気が関係している場合もあります。

過剰に物を集めたりため込んだりすることで安心感を得る「ためこみ症」や自分自身の生活を放棄した状態になる「セルフネグレクト」、上で触れさせていただいた買い物をすることでストレスを発散する行為が依存レベルになる「買い物依存症」、その他にも「ADHD」「うつ病」「認知症」などが、ゴミ屋敷化の要因として挙げられます。

早い段階で、サインに気づく

「部屋が散らかり始めている」「家にあるかないか探すことができず同じものを繰り返し買ってしまう」「年々物の量が増えていると感じる」などを小さなサインと考え、早めに対応しましょう。

数年使用していないものは処分しても問題ないものがほとんどです。

習慣づける

人は環境に慣れていく生き物です。自身が気にならない状態であっても、「散らかっている＝片づける」と考えることを習慣にしましょう。

また、平日は疲れていて片付けどころではないが、せっかくの休日に片づけるのも面倒だと感じる方も多いかと思いますが、午前中15分だけなどルールを決めて実行することをおすすめします。

週一回少しの時間でも、するのとしないのでは大きな違いが出ます。

片付け業者に依頼する

自力では対応できない・行動に移せないと感じたら、片づけ業者に依頼して早めに家のリセットをしましょう。

散らかっていることに慣れてしまうことは、ゴミ屋敷化への第一歩です。